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趣味の工房

【MSI MEG CORELIQUID S360】簡易シュラウド化

みなさん、こんばんは
昨日、一昨日と祭典があり、取締という大役をもらってしまったせいで2日間朝から番まで出ずっぱり、昨日の千秋楽は夜中の1:00終了、今日は朝6時からゴミ拾い・片付けと、ヘロッヘロのりくんちゅ。パパです。
マジでこの2日間で直近2ヶ月分くらい歩きました( ̄∇ ̄;)

さて、タイトルの件。
先日記事にした【MSI MEG CORELIQUID S360】をもってしても制御しきれない爆熱のCore™ i9-13900K。

もともとラジエーターはサンドイッチ状態で使用していました。
(縦3連にファンが並んでいる部分がラジエーター)
GT502-28.jpg
使用しているのはCoolerMasterの【MF120 HALO²】というファン。
周りのリングがきれい、という理由で採用(爆)
初代HALOの47.2CFMから51.88CFMに若干風量もアップしています。
こちらをPUSH(ラジエーターに風を当てる側)とし、裏面にあるPULL(ラジエーターから風を吸い出す側)に、元々【MSI MEG CORELIQUID S360】に付属していた【MSI MEG SILENT GALE P12】(56.2CFM)を使用していました。

が、あまりの爆熱っぷりにこれはとても間に合わんということで、最大回転数3,300rpm、最大風量137.69CFMを誇る
【ARCTIC P12 MAX】を採用しました。
p12max.jpg
回転数の割には静音性もなかなかと好評のこの製品ですが、やはりMAXで回すと流石の自分も気になります...

と、いうことで

以前【簡易シュラウドを試す♪】という記事にて特に静音化に効果があった簡易シュラウドをこのGT502機にも導入することにしました。


まずはPUSH側、CoolerMasterの【MF120 HALO²】の間にマザーボードスペーサーを噛ませます。
gjoierkeaji53j3k7.jpg
これはPUSH側CoolerMasterの【MF120 HALO²】51.88CFMに対し、PULL側の【ARCTIC P12 MAX】が倍位以上の137.69CFMもあるため、PUSHが追いつかないことで不要な風切り音が発生することを抑えようと、あえて吸気用の「隙間」を作るために使用しています。
PUSH側の風がラジエーターを通らずこの隙間から逃げてしまうことは加味していません(爆)
インチネジタイプのマザーボードスペーサーであれば、ラジエーターそのまま取り付けられますし、ラジエーターファン用ネジも普通に入ります。


こんな具合。左側が若干浮いているのがわかるでしょうか。
gjoierkeaji53j3k8.jpg
のこりの2つも同じように処理し、完了☆


そしてメインのPULL側
gjoierkeaji53j3k3.jpg gjoierkeaji53j3k2.jpg
ラジエーターに合うサイズのインチネジ(ユニファイねじ)と、25mmファンを貫通できる長さのネジ&ナットを準備。インチネジはあまり長いとラジエーターのフィン部分に干渉してしまうおそれがありますので、8mmとしました。


その辺に転がっていた不要なファン3個のファン部分をカット、枠のみ使用します。
gjoierkeaji53j3k6.jpg
ファンがその辺に転がっていない方は、使用するのは枠のみなので、可能な限り安い120mmファンを買いましょう(笑)

取り付けイメージ
gjoierkeaji53j3k10.jpg
ファン部分をカットしたフレーム部分をインチネジ(8mm)でラジエーターに固定、そのフレームにネジ&ナットでファンを固定します。

尚、インチネジを固定する場合は細いドライバーがないと干渉します。
gjoierkeaji53j3k11.jpg gjoierkeaji53j3k1.jpg

さらに、ファンの形状によってはネジ頭が干渉します。
gjoierkeaji53j3k4.jpg gjoierkeaji53j3k5.jpg
今回は万能ツール「DREMEL」を使用して干渉部分をカットして対応。
※もともとこの部分が無いファンもあります。またこの部分が繋がっているようなファンは使用できませんので注意。


で、ここからですが、ラジエーターにフレーム(簡易シュラウド)ネジ止めと、ネジ&ナットでファンの固定の作業を今回はケースレイアウトの都合上、ラジエーターを固定した状態で行わないといけませんでしたε=(´Д`;)
ラジエーターの設置箇所によっては、このように固定の難易度が跳ね上がります。
やってみればわかる...めちゃ大変(爆)

四苦八苦しながらなんとか固定を完了し、さぁ、というときにまた問題発覚。
gjoierkeaji53j3k.jpg
ステーの一部がファンと干渉。
その下を見てもらえばわかりますが、シュラウド化し、ファン2枚分重ねた状態でもまだ余裕があります。
これはラジエーター+ファンをこちら側に持ってきても対応できるようになっているため。と思っていましたが、このステーが干渉するとは...ラジエーターをこちら側に持ってくる場合はこのステーは使えないようですね。

ちなみにボクはこのようにこのステーにHDD2台積んでいるため、使わないわけにはいきません。
(赤丸部分が干渉部分)
fekoapk34kl.jpg

えぇ、干渉部分ぶった切ってやりましたよ。
DREMEL、マジ万能(笑)


そんなこんなでなんとか完成☆
もちろん、音はだいぶ小さくなりました。効果は十分です☆ゎーィ♪ヽ(*´∀`)ノ

それではみなさん、 **SeeYou**( ̄∀ ̄*)ノ

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MSI MEG CORELIQUID S360

みなさん、こんばんは
相変わらず、Core™ i9-13900Kの爆熱っぷりに手を焼いているりくんちゅ。パパです。
(; ̄ー ̄A
ちなみに、IntelのCPUの型番、下3桁を除く最初の1桁~2桁が世代を表しているのを最近知りました(恥)

さて、タイトルの件ですが、今回久しぶりに1台組むに当たり、Core™ i9-13900Kの爆熱っぷりは噂に聞いていたので、随分奮発して360mmサイズのラジエーターを持つ簡易水冷である< MSI MEG CORELIQUID S360>を選択しました。

NoName_No-00.png

で、このCPUクーラー、すごく優秀なんですが、CPUのあまりの爆熱っぷりに、ラジエータFANをより風量のある<Silver Stone Air Blazer 120RW SST-AB120RW-ARGB
ab120rw-argb-34left.jpg
に交換したんですよ。

元々ついているラジエータ用のFANは<MEG SILENT GALE P12>で、カタログ上のスペックは56.2CFMとなっていますが、今回換装した<Silver Stone Air Blazer 120RW SST-AB120RW-ARGB>は93.97CFMと、さらに流量がアップしています。

で、換装した結果、非常に静か。しかしCPU温度もたいして変わらない。
本当に手に負えんなぁ...などと思いながらMSIのユーティリティソフト、「MSI Center」からCPUファンの回転数を確認すると、2700RPMとか出てる...
ちょい待て、このFAN、MAX2200RPMだろ!?

ちなみに、このCPUクーラーの配線図はこのようになっております。
NoName_No-00_2023092120373878c.png
で、試しにこのCPUクーラーから出ているファンコネクタからファンを全部外し、マザーボードのFANコネクタに接続、回転数をMAXにしたところ、明らかに回転数(風量)が違うッ!!

また音もそれなりにフォーーーン!!って、頑張っている音がするッ!!
しかも相変わらずもはやFANは接続されていないにも関わらず「MSI Center」の「CPUファン」は2700RPMで回りづつけているッ!!(爆)

で、いろいろ調べたりエライ人に問い合わせた結果、MSIのユーティリティソフト「MSI Center」の「CPUファン」項目で表示される回転数はどうやらラジエーターファンの回転数ではなく、ポンプの回転数というか、頑張り具合のようで...
FAN制御できてなかったんかいッ!!
わざわざユーティリティソフト作って、このクーラーであることも認識しているのに、CPUファン回転数項目にポンプの回転数を表示してくるとは...

※ラジエーターファンの設定・回転数の確認は「MSI Center」の「Coreliquid」からのみ行なえます。
MSI Center_No-00




先日のスリープからキーボード復帰できない(できるけどシャットダウンからも復帰してしまう)といい、ホントいちいち手が届かないところを痒くしてくる仕様...
※FANの回転数はこのCPUクーラーのディスプレイに表示することは出来ます。

ということで、どうにも扱いづらいので、ラジエーターファンはマザーボードのSYS_FANコネクタに直接接続、そちらで回転数制御して使用しています。

しかし結局Core™ i9-13900Kの爆熱は制御しきれていませんがね。( ̄∇ ̄;)


それではみなさん、 **SeeYou**( ̄∀ ̄*)ノ

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【人によって】パーツのお掃除☆【閲覧注意】

みなさん、こんばんは
先にお断りしておきますが、タイトルにありますように今回の記事は「人によって閲覧注意」です(笑)
特に埃アレルギーをお持ちの方や嫌煙者の方はそっとブラウザを閉じた方がいいかもしれません。


特に有用な記事でもないので大丈夫です(爆)


準備OKな人と、そう言われると逆に見たくなっちゃう人はコチラから。



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    01:49 | Trackback : 0 | Comment : 6 | Top

Thermaltake Pure 8 着弾☆

みなさん、こんばんは
今日も暑かった&湿度がえげつないですね...ホントこの時期になると防湿庫の有り難みが身にしみます...
ホント、デジイチを持っている方は精神衛生上手にしておいたほうがイイと思います。
(自分はタニアンさんからいただいてしまいましたが 笑)


さて、先日記事にした依頼制作の【HAF X MOD】にて、5.25インチベイ裏のカバーに24pin配線用の穴を開けたんですが...
HAF-X_MOD90.jpg
後先考えずに24pinを通しやすそうな場所に穴を開けたため12cmファンがつけられない...( ̄∇ ̄;)


ということで実に久しぶりにケースファン購入☆
【Thermaltake Pure 8 LED Blue】
HAF-X_MOD92.jpg
「8cm角+光る」というだけの希望だったんですが(笑)、以外に種類が少ない...
しかもたいして調べもせずに、LEDをホワイトかオレンジに交換する予定で購入したら、ホワイトLEDのバージョンはもともとあった件...( ̄∇ ̄;)あ。


しかしサイズはベスト☆
HAF-X_MOD93.jpg
ケーブルもスリーブ化されています。最近では当たり前になってきましたね。
が、ちょうど見える部分のケーブルが黒・赤・黄で目立つので、このブログの常連さん、ZORO111氏に頂いたケーブル(透明or黒)に交換する予定です。

LEDは何色にしようかなぁ...紫とかもよさ気ですね♪



それではみなさん、
**SeeYou**( ̄∀ ̄*)ノ

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    23:51 | Trackback : 0 | Comment : 6 | Top

【Cooler Master】新製品 Nepton 240M 【レビュー】

みなさん、こんばんは
先日のHYPER 612 Ver. 2のレビューに続き、気になるニュースいろいろという記事にて記事にした新型のCPUクーラー、【Nepton 240M】のレビュー依頼をCooler Masterさんよりいただきました。
ありがとうございます☆人´∀`).☆.。.:*

Cooler Master Nepton 240M


IMG_0482_20141026224040a49.jpg


~製品特徴・コンセプト~
■New UltraFineマイクロチャンネル
image007.png
微細な溝を持つマイクロチャンネルの間隔をさらに微細化したUltraFineマイクロチャンネルは、冷却水が接する表面積がさらに拡大することにより、冷却効果を高めています。
※Seidonよりピッチ間隔をさらに微細化して、冷却水と接する表面積が広くなっています。

IMG_0513_201411010005057fa.jpg
このCPUヘッドの裏側に最新のテクノロジーが凝縮されているようです。
ピッチ間隔を微細化して冷却水と接する表面積が広くなっているということは、それだけ抵抗も大きくなるということですから、下記のようにポンプの強化もされているということは頼もしいですね。


■搭載ポンプ
5786image009.png
超微細なUltraFineマイクロチャンネルの溝に冷却液をスムーズに通します。自社従来品と比較して流量を約120Liter/hrへ向上させたオリジナルポンプを搭載しました。
ヘッドのロゴ部分には視認性の高いLEDを採用しています

IMG_0517.jpg
若干厚みのあるポンプ部分は、見るからにパワフルな印象。
ロゴ部分が光るというのが個人的にたまりません(爆)
Nepton140XL/280Lではロゴの周りのラインのみでしたが、こちらは文字も光る☆

■搭載ファン
image012.png
高性能「Silencio FP」12cmファンを搭載。
空気を巻き込むように設計されたSilencioファンブレードを採用しています。EC保護等級IP6X規格の優れた防塵性を有し、動作寿命は16万時間(MTBF値)という高い数値を誇るLDBベアリングを採用したファンです。

IMG_0509_201411010028266a5.jpg
気になっていたこのファン。Nepton 140XL/280Lのファンは風量重視の「Jet Fro」でしたが、こちらは静音重視。
ケーブルはスリーブ済。見た目のかっこよさだけでなく、性能も気になるところです。
型番は「A12025-24RB-4BP-F1」とあり、DC12V0.16A(1.92W)と消費電力も少なめです。
公式の製品ページには"• Ultra Low Current - 4.8 w(12V, 0.4A)"となっていますが、途中で変更があったのでしょうか?


比較の対象はこれら2製品。
IMG_0494_20141101003600f3a.jpgIMG_0546_201411012357251e4.jpg
Cooler Master Seidon 240MCorsair H100

Seidon 240Mも比較検証用としてお借りすることができました。
ちなみにメイン機であるHAF932君では現在Seidon 120Mを使用しております。

検証用のケースは静音重視の【Cooler Master Silencio 452】冷却重視の【Cooler Master HAF XB】にて、それぞれ検証してみたいと思います☆
30_963cd8cf7f17f86423151ae3a84d0a31_1386533911.jpg290_2e49eef4ad79dffe904cdffe1a5038b9_1361409194.jpg
Silencio 452HAF XB


組み付け・外観


今回比較した製品どれもがバックプレートをマザーに取り付け、ポンプ部分を取り付ける形になります。
バックプレートは全て金属製。安心感があります。

ただ、H100と比較し、Nepton240M・Seidon240Mではバックプレートにプラパーツでネジを留める必要があったり、ポンプ部にパーツをネジ止めしたりと、手順が少し多め。
IMG_0561.jpg
パーツが増えると手順が増えることもさることながら、無くすと取り返しがつかなくなるので注意が必要です。

また、バックプレート受けのこの部分。
IMG_0563.jpg
これ、こちらもSeidon240も同様なんですが、ポンプ部分を取り外すときにポンプ固定ネジと一緒に回っちゃって、取り外しに苦労することがあります。
一応マザーボードに接触する部分には滑り止め兼絶縁のためのシート?が貼り付けられてはいるんですが。
あと、細かい話ですが、Seidon240Mにはついていたこの部品をドライバーで回せるようにするためのソケット形状のアタッチメントが、Nepton 240Mには付属していませんでした。
あれがあるととても便利なので、是非この製品にもつけていただきたいところです。

ファンの取り付けネジは手回しネジ風になっており、これはとても使いやすい☆
IMG_0564_201411020014544d7.jpg


設置時の画像。

IMG_0553.jpg IMG_0559.jpg

HAF_XB-20.jpg

見た目は完全に好みの問題ですが、Seidon240Mの凝った作りも好きなんですが、ロゴが傾いちゃうのが気になるんですよね。(; ̄ー ̄A
やはり個人的にロゴが光るNepton240Mが一番好み(笑)
色がブルーでなくてホワイトなのも個人的に高ポイント。


では、温度検証に入ります。


Silencio452での温度検証


IMG_0533.jpg

まずは静音ケースSilencio452に組み込み、定格・OC時(4.4Ghz)の温度を比較してみます。
ラジエーターはケースフロントに設置し、ファンはケース内吸気にて設置しました。
Silencio452への設置はポンプ部分をフロントから内部に引き込む形になります。(こちら参照
ラジエーターは内側からインチネジで固定、シャドウベイも利用することができます。(画像はこちら(2枚)
尚、Nepton240M付属の手回しネジ風のファン固定ネジを使用した場合、下側はケースのフロント部分に干渉しますので注意
ファンはNepton 240M付属のファンを使用し、回転数はMAX(※2370rpm)にて計測します。
アイドル時とOCCTによる高負荷時(10分間)のCPU温度(4コアの平均値)を比較します。
グリスは全て同じもの(MX-4)を使用しました。
H100⇒ Seidon240M ⇒ Nepton240M の順でテストしました。
CPU温度はCoreTempにより計測。
(※SCYTHE KAZE MASTER Aceによる表示値)

<結果>※画像クリックにより拡大
○定格時

定格検証


2014y11m02d_093501331.jpg
水色がアイドル時、赤がOCCTにて負荷をかけたときのグラフです。
それぞれの枠内の数値は4つのコアの平均温度、左下は4つのコアのうちもっとも温度の低い数値、右下は最も高い数値です。
CoreTempのスクリーンショットとグラフの数値が違うのは、室温の差分を加味しているため。


アイドル時にはそれほど差がつかないと予想していましたが、Nepton240Mが頭ひとつ抜けています。
また高負荷時には、最低温度こそH100と比較しても差がありませんが、最高温度が抑えられており、平均値で差をつけています。
Seidon240Mとの比較では特に高負荷時に強くなったといえそうです。
Nepton240Mはファンの回転数を少し絞っても十分な冷却ができそうですね。
ちなみに、付属ファンは最大回転ではSilencio425に搭載しても若干風切り音が出ますが、1800rpm程度まで落とすとほとんどわからなくなります。
また、ポンプの動作音は最初の起動時のみNepton240Mが「ゴポポ」と結構な音を出しましたが、2~3分後には全ての製品でほとんど違いがわからないくらいの小さな動作音でした。
(騒音計等をもっていないので、あくまで感覚的な感想ですが。)

尚、ケース内温度を上記「SCYTHE KAZE MASTER Ace」にて、センサーをケース中央付近に設置、計測してみましたが、アイドル時で概ね室温+5℃、高負荷時で室温+8度前後でした。
窒息系のケースなので、もう少し温度が上がるかと思いましたが、意外と抑えられていますね。
もちろん、VGAなど他の熱源にもよるところが大きいですし、今回は負荷をかけたのが10分間だったので、その時間が長くなればなるほどケース内温度も上がることは考慮しなければいけません。

ただ、Silencio452では、吸気で使用した場合、ラジエーターを通った空気がHDDやSSDなどのストレージをまさに直撃する形になりますが、このくらいであればよほど室温の高い環境でない限り大丈夫かと思います。


○OC時(4.4GHz動作)

OC比較


グラフOC02

こちらはアイドル時にはNepton240Mが抜けているものの、高負荷時にはH100と比較して大きな差はついておらず(平均値)、このあたりが簡易水冷の冷却能力の限界なのかもしれません。

ケース内温度はアイドル時で概ね室温+8℃、高負荷時で室温+13度前後でした。こちらも負荷をかける時間が長くなればなるほど、加速度的にケース内温度は上がることには考慮が必要です。


HAF XBでの温度検証


IMG_0619.jpg
次は冷却重視のHAFシリーズの異端児(笑)、キューブタイプのHAF XBにて温度検証。
HAF932やHAF922もあるので、こちらで検証するか迷いましたが、現在入手がしづらい状況になっているので...(; ̄ー ̄A
個人的にどちらも2台ずつ所有するくらい好きなケースなんですがねw
検証条件については、上記Silencio452のときと同条件とします。
HAF XBの場合、シャーシの外側ではホース部分がケースに干渉します(画像はこちら
そのため、ラジエーターをシャーシの外側・ファンをケース内部といった使い方は不可能。
ただし、設置した状態でも内部にまだ余裕があるので、内側にもファンを設置し、ファンサンドイッチ状態での使用もできそうです。(参考画像

ちなみにこのHAF XB、組み立てには注意が必要です。
というのも、マザーがシャドウベイや5.25インチベイの上側に来る構造から、先にシャドウベイや5.25インチデバイスの取り付けと配線を行い、マザーボードは最後に取り付けるようにしないといけません。
3.5インチHDDに関してはフロントからのホットスワップに対応しているので大丈夫ですが、もちろんこちらの電源・SATAケーブルの取り付け等は先に行わなくてはいけません。
尚、このホットスワップ基板に「SATA1」「SATA2」とSATAケーブルを挿す箇所があるのですが、「SATA1」がフロントの上下どちらのホットスワップベイ(X-dock)に対応しているのか、マニュアルにも記されてませんでした。(; ̄ー ̄A
確認したところ、下側が「SATA1」、上が「SATA2」のようです。

<結果>※画像クリックにより拡大
○定格時

HAX_X定格SS


HAF_X定格時

ケースを変えただけなので大まかな傾向はSilencio452のときとほぼ同じ感じですね。
しかし特筆すべきはやはりケース内温度。
ハイエアフローを謳うHAFシリーズだけあって、Silencio452のときはアイドル時で概ね室温+5℃、高負荷時で室温+8度前後だった定格時のケース内温度は、アイドル時はほぼ室温と同じ、高負荷時でも+2℃程度に抑えられています。Σ( ̄□ ̄;
※オプションである天面23cmファン取り付け。

HAFシリーズ、さすがです。(CPUクーラーのレビューですがw)


○OC時(4.4GHz動作)

HAX_XOCSS.jpg


HAF_XOC時

こちらもケースの恩恵か、Silencio452と比較し、室温差を考慮しても高負荷時の温度が劇的に下がっています。
とはいえ、アイドル・高負荷時の平均値はどれもほぼ同等の数値結果。エアフローのよいケースの場合、4.4GHz程度のOCでは差がつかないとも考えられます。
ちなみに、こちらもSilencio452ではアイドル時で概ね室温+8℃、高負荷時で室温+13度前後になっていたケース内温度が、アイドル時で+2℃、高負荷時でも+4℃にも達していないという驚きの結果。
今回の検証は机上で行ったため、足元など空気の流れにくい箇所の場合はまたちがうかもしれませんが。

検証結果まとめ

※各10段階評価

○取り付け易さ
・Cooler Master Nepton 240M
・Cooler Master Seidon 240M
・Corsair H100
金属製のバックプレートをマザー表面から固定、さらにそこにポンプ一体型ヘッドをネジ留めすることに関しては同じですが、Nepton240M、Seidon240Mともにバックプレートやヘッド部分にパーツを取り付けなければいけない分、ひと手間かかります。
頻繁につけかえることがなければ気になるほどではないですけどね。
ただ、その分バックプレート固定用の変換ソケットや、ファン固定用ネジが手回しネジになっているなど、取り付けやすくするための工夫があるため、ポイントはイーブン。

○外観
・Cooler Master Nepton 240M
・Cooler Master Seidon 240M
・Corsair H100
これは完全に個人の主観です。評価は参考にせず、上記画像で判断してください(笑)

○使いやすさ
・Cooler Master Nepton 240M
・Cooler Master Seidon 240M
・Corsair H100
基本的に取り付けた後は特に使いやすいも何もないのですが、H100はポンプ部分にファンを接続・回転数をコントロールできるものの、コントロールスイッチがポンプと一体のため、調整にはサイドパネルを開ける必要がでてしまうので-1。

○冷却性能
・Cooler Master Nepton 240M
・Cooler Master Seidon 240M
・Corsair H100

今回の検証結果より、Nepton240Mの冷却性能はトップクラス。
高エアフローのケースではあまり性能差は出ませんでしたが、静音ケース使用時に差がつきました。
同じ冷却性能を求めるのであれば、ファンの回転数を落としてより静かに運用できるということですね。
全体的な印象として、アイドル時・高負荷時ともにきっちり冷却できているという印象です。
比較対象のSeidon240M、H100は高負荷時にはしっかり温度を抑えていますが、十分なエアーフローを得られない場合、アイドル時に(若干ですが)温度が上がる印象。

尚、耐久性に関しては今回無評価とします。


<結論>
Nepton240Mは
静音ケースに組み込んで静かに運用したいという方には特にオススメ

見た目もとても魅力的なので、静音ケースに組み込んでしまうとせっかく光り輝くロゴが見えなくなってしまうというジレンマはありますが(笑)
ちなみに、検証時に気づいたのですが、Nepton240MはSeidon240MやH100と比較してもCPU接触面のヘアラインの彫りが深いので、普段よりもほんの気持ちグリスを多めにしたほうがいいかもしれません。
IMG_0521_20141103231735e27.jpg



最後になりましたが、
Cooler Masterさん、今回はありがとうございました☆人´∀`).☆.。.:*




それではみなさん、**SeeYou**( ̄∀ ̄*)ノ

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